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愛と幻想のシルフィード(クラシックバレエ)

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演出・振付:マシュー・ボーン
出演:ウィル・ケンプ

舞台はスコットランドのグラスゴー
ただ今失業中の溶接工ジェームズは
恋人のエフィとの結婚を目前に控えていた。
結婚式前夜、仲間とクラブに繰り出し
ドラッグにふけるジェームズの前に
突然シルフ(妖精)が姿を現す。
その翌日、無事にエフィとの結婚式を済ませたジェームズの前に
ドラッグの幻覚かと思われたシルフが再び現れて
ジェームズを惑わし、彼はシルフを追って窓の外へ飛び出してしまう。
気付ば、そこは郊外の森の中。
そこでシルフの仲間達シルフィードに出会う。
しばしシルフィード達と戯れた後
ジェームズはシルフに人間となって
一緒に人間世界で暮らす事を迫る。
そこには意外な結末が…

実は、3歳から小学5年生までクラシックバレエを習っていたんだが
受験と体の固さに負けて止めてしまった経験がある。
だから、バレエに触れるのは、うん年振り。
しかも舞台に立った事はあっても、客席で見たのは初めて。
なのでバレエは初心者に近い。
基本的にクラシックバレエという物は
興味が合ったり、バレエをやっている人以外にとっては
音楽も心地よく、眠気を誘う物だと思う。(笑)
しかし、マシュー・ボーン作演出の物はひと味違う。
バレエの古典と呼ばれている物をそのままやらず
現代風にアレンジしてみたり、「白鳥の湖」の白鳥を男にしてみたり
衣装や、舞台装置、演出なども結構凝っていてなかなか見応えがある。
そして、何より独特なのはその振り付けにある。
バレエの華麗な美しさも持ちつつ、
ストリートダンス的な要素も持ち合わせていて
綺麗とか美しいだけではない、一つの『ショー』であると思う。

私が今回見に行った切っ掛けといえば
上記の写真にも写っているウィル・ケンプが好きってだけだったんだけど(苦笑)
そんな多少不純な理由で見に行ったにせよ
やっぱり生の迫力と、華麗なダンステクニックに魅了され
新たな世界が少し開けた気がした。
by tsuntsun118 | 2005-06-27 03:04 | 日々の事
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